青春18きっぷで行こう!のんびり電車旅 #1基礎編

涼風肌に心地よく、本格的な夏の訪れが迫りくるこの日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

海、お祭り、キャンプ、BBQ、海外旅行−−。スケジュール帳は、もう既に真っ黒ですか?
一歩ずつ近付く夏の足音に胸を躍らせているあなたへ、私からひとつ提案です。

この夏は、「青春18きっぷ」で旅に出てみませんか。

「快適」とか「便利」とか、そんな使い古された言葉から解放される、一味違った旅ができると約束します。

 

今回から3回に分けて、青春18きっぷの概要や小技をお伝えしていきます。みなさんの腰を少しでも軽くさせるきっかけを提供できたら幸いです。

「青春18きっぷってなに?」「他の旅にはない楽しさって?」

第一回は、基本的なところから見ていきましょう。

 

それでは、2016夏の旅へ出発進行!

 

青春18きっぷとは

一言で言うと、「JRの在来線なら日本全国乗り放題」の切符です。使用期間中5日間乗り放題で、¥11850。5日間乗り放題ですが、チケット自体は1枚。1日ごとに駅員さんにスタンプを押してもらい、すべての欄が埋まってしまったら終了です。1日分だけ買ったり、余った分を払い戻すことはできません。一人で5日間の旅をしてももちろんいいですし、“同一行程であれば”複数人で使っても大丈夫です。5人で日帰りの電車旅をしても、2人で2日間の旅をして、1日分を余らせてもOK。なんて自由なんだ!!

特急や新幹線には乗れませんが、在来線ならどこまでいっても乗り放題。魔法のような神切符だと思うのは私だけでしょうか。

この夏の青春18きっぷは、発売期間が7月1日〜8月31日、使用可能期間が7月20日〜9月10日です。販売期間と使用できる期間が違うことに注意してください。

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5日間で、¥11850。つまり、1日分を計算すると¥2370ですね。その分を超えるように旅をすれば、得でしかありません。

 

破天荒なプランですが、乗り放題なので、理論上では、¥2370で北九州の小倉まで行けてしまいます。(19時間、1100kmの移動)

 

説明

大まかに、どんなものかお分りいただけたでしょうか。でも、ここまで読んでくださっている方の中には、「で?新幹線でいいじゃん」とか、「なんでわざわざそんな疲れる旅をしなきゃいけないの」と思っている人もいるのでは。

いつものような旅行ではできない、青春18きっぷの旅ならではの醍醐味とは何でしょうか?

 

1.安い。

一番の強さです。前述のように、どこまでいっても1日¥2370は変わりません。切符を握り締めて最寄りの駅の改札をくぐったら、時針が12を指すまでどこまでいってもいいんです。「時間はあるけど金がない」。そんな大学生には一番の味方です。

どこへ行って、どこで降りて、何をしても自由。初めて見る場所の車窓の景色を眺めながら、浮いたお金で駅弁を食べる−−。なんだか素敵じゃありませんか。

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2.どこで途中下車してもいい。

青春18きっぷは、途中下車し放題。

普通、旅行と言ったら目的地にいかに早く行くかを考えますよね。出発地と目的地を“点”で結ぶ新幹線や飛行機に対して、各駅停車の旅は“線”の旅。出発地も目的地も、そこへ向かう道中も、電車に乗っている時間は全てあなたのものです。普通の電車や新幹線は、一度改札を出たら改めて切符を買い、初乗り運賃を払う必要がありますが、青春18きっぷは何度乗り降りしてもOK。

知らない街にふらっと降りてみたくなったとき。車窓から見える景色に見とれてしまったとき。何度だって降りてやりましょう。地方では次の電車が来るまで1時間、なんてこともざらですが、その1時間はそこでしか感じられない新鮮な1時間のはずですよ。

下灘

出典:http://ur2.link/yOg3

3.街や人の息遣いを感じる。

新幹線や飛行機は、長距離移動する人のための移動手段です。使うのは旅行者かビジネスマンがほとんどでしょう。一方で、在来線は、そこに住む人の生活に密着したものです。

以前、岐阜県を通過中、山の中の小さな駅から大勢の高校生が乗ってきたときは、「こんな山奥の学校に通う人達がいるんだな」という発見がありました。旅先で「田んぼ仕事終わりました」みたいな格好のおじいさんが電車に乗り込んできたときは、故郷より早い春の訪れを異郷の地で感じました。

ワンシーンワンシーンに、その土地の風土や住む人の生活が溶け込んでいます。一瞬だけ、その土地の人になったような感覚を楽しめるのも醍醐味の一つです。

 

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4.地図がつながる

先ほど、“線”で旅をしている感覚が出てくるという話をしました。丁寧に一つ一つの駅に止まってくれるので、「あの街とあの街は隣だったんだ」とか、「京都から岡山って以外と遠いんだな」とか、「あの駅で乗り換えて何時間かかったから…」とか、自分の中の日本地図が、旅の思い出と一緒に地理的な実感を帯びていくのがわかります。電車の旅でないとなかなか感じることのないものです。目に見えない、そして後になってふとした瞬間に感じる、旅のお土産です。

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5.一期一会の出会いがある

私が初めて電車で一人旅をしたのは中学3年生のときでした。名古屋から長野経由で新潟の実家に戻る帰りの電車の中。「お隣、よろしいですか」と言って座ってきた一人のおばあさんがいました。最初はただ席が隣というだけでしたが、少しずつ話しているうちに、そのおばあさんのなくなった旦那さんのお話や、生まれた故郷の話に移っていきました。話していたのは、1時間くらいだったと思います。短くても、その人の人生が詰まった時間が忘れられませんでした。その方が乗ってきたのは岐阜県の小さな駅。偶然にも、その人の大親友という人が、新潟の自分と同じ高校の出身だということがわかりました。「袖触れ合うも他生の縁」とは言いますが、なんだか運命めいたものを感じたことを覚えています。

まったく予期せぬ人との巡り合わせや出会いもまた、旅を一層引き立ててくれる楽しみの一つです。

このサイトで以前、青春18きっぷのポスターをまとめた記事がありました。染みるコピーばかりです。興味のある方はご覧になってみてください。

きっと旅に出たくなる、青春18きっぷ特集

 

さいごに

目的地に行くことだけではなく、そこに行くまでを楽しむ。ある意味で、ムダを楽しむ。そんな青春18きっぷの旅の面白さを、少しでも感じてもらえましたでしょうか。

次回は、より安く、より時間を効率的に使いながら旅を楽しむための実践的なテクニックなどについて書きたいと思います。

「1日で熊本まで行ける方法がある!」「旅の裏技“ワープ”とは?」

 

乞うご期待!
To be next continued…

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